銀閣寺


 金閣寺と同じく、雪の中初めて訪れた銀閣寺。豪華絢爛という雰囲気では
ないものの、力強さの中に粋でしっとりした不思議な魅力を感じました。



総門を入ると目の前に現れる、「庫裡」という建物。 中門をくぐると、目の前にいきなり観音殿が現れ、び
っくりしました。こんなところも、金閣とは異なります。
激しい雪のため、銀沙灘(ぎんしゃだん)も、富士山
型の向月台(こうげつだい)も、このとおり真っ白に。
季節が違うと、きっとまた異なった趣きが楽しめるの
でしょうね。しかし、よく降ってます。
義政の持仏堂である東求堂(とうぐどう)は、一層の
母屋造り、檜皮瓦葺きの現存する最古の書院造り
で、国宝となっています。
本堂です。中には、池大雅や与謝蕪村などによる襖
絵があるそうです。
東求堂の前の池にあった「大内石」です。 錦鏡池の南東にある「先月泉」という、ちょっとか細い
滝です。





鳳凰も、金閣寺のように華美さはありません。実に
何から何まで対照的ですね。
この観音殿は、西芳寺の瑠璃殿にならったもので、
書院風の心空殿の一層、唐様仏殿の様式の潮音
閣の二層からなります。こうして裏側から見ると、決
して華やかさはなく、「質実剛健」という言葉がぴっ
たりな気がします。
門を出て、「慈照寺」と書いてあるのをもう一度確認! 朝早く出かけて行ったので、まだほとんど誰も来られ
てなくて閑散とした雰囲気で、それがまたよかったで
す。このまま下りて行くと、雪道を気にしながらたくさ
んの方が歩いて上がってこられました。


金閣寺と同じようなお札風の入場券。



銀閣寺 文明14年(1482)室町幕府八代将軍足利義政によって建立された、臨済宗相国寺
派に属する禅寺です。義政は、祖父の足利義満の北山殿金閣(鹿苑寺)にならって、
隠栖生活を過ごすため、山荘東山殿を造営し、これが銀閣寺の発祥となりました。正
式名は「東山慈照寺」といいます。江戸時代になって、名所記などでは、北山の金閣
寺に対応する寺院建築として、観音殿は「銀閣」、慈照寺は「銀閣寺」」と呼ばれるよ
うになりました。名所記には銀箔で彩られたと書かれていますが、実際の観音殿には
銀箔をおした形跡はないそうです。日本人の近世的生活文化の発端をなしていて、
今も銀閣寺には、東山文化と禅宗文化の結合をみることができます。



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