大田神社(かきつばた)



 葵祭を見に行った帰りに、上賀茂神社からそのまま向かうと、同じように見に来
られている人がいっぱいで賑わっていました。この日の観光コースだったのかもし
れません。どの人も口々に「わぁ〜、綺麗!」と歓声をあげておられました。




江戸時代、上賀茂神社の神官達が、この
明神川に沿って家を構えた社家町です。
ここから東へ行くと大田神社に着きます。
   小学生の頃、この辺りに通うことがあって、
   思い出深く、雰囲気も大好きです。

この池を、「大田の沢」と言うのだそうです。
平安時代からこの沢に群生し、名勝となりました。

藤原俊成が「神山や 大田の沢のかきつばた ふかきたの
みは 色に見ゆらむ」と詠んだと言われています。

 かなり以前に見に来たことがあったのですが、年齢
 を重ねると、感じ方が変わるようで。。うまく表現でき
ませんが、平安の時代から受け継いで、この美しさ
を楽しめるということに、ある種の感動を覚えます。

紫色、、、実際はもっと綺麗なんですよ。
晴れの日よりも、むしろこの日のように曇っていたり、
あるいは雨上がりの時の方が、より美しく見られると
思います。
    「いずれがあやめかかきつばた」と言いますが、
    菖蒲というお花もありますよね。区別がつきま
    せん。
この日もですが、土日は特に、周りにタクシーを停め、
かきつばたを見に来られる人も多いです。
  目線を変えて見てみると、かきつばたに埋もれる気
  がします。
この辺りの小川に、「蛇の枕」という、蛇が枕にしてい
た石があるそうなんですが、見つかりませんでした。
蛇は、雨を降らせるということから、雨乞いの儀礼に
祈願されたとういうことです。

本殿です。私も、このあと、祈願に向かいました。
   昭和14年に国の天然記念物に指定されました。
   左が鎮守社、右が百大夫社というのだそうです。     これは、白髭社というお社です。前につく
    ばいがあり、ますます風情を感じました。
新緑の下、こじんまりとしたこの神社で、しっとりした
気分に浸ることができました。



大田神社 上賀茂神社から東へ社家町に沿って10分程歩いたところ
にあります。上賀茂神社の境外摂社で、天鈿女命(あめの
うずめのみこと)と猿田彦命(さるたひこのみこと)が祭神で
す。創建は不詳です。上に記したように、国の天然記念物
に指定されているかきつばたは、5月初〜中旬が見頃です。



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