祇園祭


 久しく宵山と山鉾巡行を見に行ってなかったので、2日連続見に行きました。それも、
宵山は夜遅くから、巡行の日は、土砂降りの中・・・。でも、行った甲斐がありました。



    この日は、新町通に建っている鉾や山
    を見ることにしました。宵山というと、こ
    の提灯。それぞれの山鉾の前に、この
    ように名前が掲げてあります。
     幼い頃から一番好きだった船鉾。見
     えにくいですが、前の鳥は、木彫総金
     箔置の「鷁(げき)」という瑞鳥だそう
     です。
    これは放下鉾。鉾頭は、日・月・星の
    三光が下界を照らす形を示し、その型
    が州浜に似ているので「すはま鉾」とも
    呼ばれるそうです。
もともとこの日、宵山を見に行こうと思った目的が、
この「南観音山」で行われる「あばれ観音」を見るこ
とでした。もちろん初めて見たのですが、あまりの意
外性にびっくり。日記にものせた動画はこちら♪


 後姿の観音様。このあと、上下に激しく揺らされ
 ます。
 暗くてよく見えませんね。鉾の立ち並ぶ町家で、
 「屏風祭」が行われているのです。遅い時間だっ
 たので、残念ながら見られず。
    さて、山鉾巡行の日。生憎の大雨。これ
    は、御池通りで見たのですが、傘の山で
    思い通りに見れず、撮れず、、、新町通
    での辻回しを見たかったのですが、、、
    というわけで、裏道から回り、鉾町に帰
    って行くところを見ることにしました。前
    日に歩いた新町通です。ここなら、かな
     り接近して見ることができます。    
  「橋弁慶山」ですが、他の山鉾と同様に、濡れ
  ないようにビニールで被ってあるので、見えに
  くくて残念です。
 向こうから船鉾が近づいて来ました。前日に続き、
 見られることに感激しました。
   日記に載せた動画を必死で撮っていたた
   め、写真を撮れませんでした。通り過ぎて
   から、後姿を。。。
    なかなか降り止まない雨。それどころか、
    時々激しく叩きつけるように降ってきます。
    皆、頭からびっしょりです。
何故?と聞かれてもどう答えて良いかわかりません
が、私は鉾の、この大きな車輪を間近で見るのが
好きです。車輪の動きはこちらで見てください。
  貴重な瞬間をキャッチ! この山の上にある木
  が、電線に引っかかって通れないので、なんと
  ここで木を外す作業を見ることができました。

 またまたこれもめったに見られない光景です。
 元の場所に戻った山が、早々に片付けられて
 います。本当にお疲れ様でした。
 これはおまけ。なぜか主人がこんな物を持って
 いました。ひとつずつ封筒になっているのですが、
 こうして飾ると屏風のようです。



 四条通りや、御池通りといった大通りで、山鉾巡行を見るのも、荘厳でいいのですが、
それぞれの鉾町へ戻ろうと、家屋の立ち並ぶ狭い道へ入って行くのを見るのは、これが
初めてでした。鉾を触ることができるほど(もちろん実際は触っていません!)目の前を通
るのを見ることができ、この悪天候の下での巡行は、私にとって、一生忘れられません。
これだけ雨が降り続けた巡行は、昭和の終わり頃の祇園祭以来らしいです。翌日も雨が
降り、後片付けをされるのに、どのようにして乾かされたのだろうと、真剣に心配でした。
翌日の新聞に、ある鉾の車方親方の方がおっしゃっていた言葉が載っていました。「鉾の
下にいる人間は足を滑らせたら下敷きになる。好天の時より5倍は神経を使った。」やはり
ご苦労は想像以上だったようです。こんな非常事態での山鉾巡行を見ることができたのも
ある意味貴重な体験だったかもしれません。ちなみに、この日から4日も降り続きました。



あばれ観音 南観音山で行われる行事。ご本尊の一体・善財童子を抱えて一人
が逃げ、もう一体のご本尊・楊柳観音を台に乗せて、布を被せ紐で
くくり固定してお神輿のように担ぎ上げて、善財童子を追いかける
形で、町内を3往復します。由来などはわかっていません。
屏風祭 鉾町の町衆は、豪華絢爛な山鉾を飾り立てるだけでなく、宵山の
期間に、自らの家を「ハレ」のしつらえにします。普段蔵にしまわれ
ている家宝の屏風や掛け軸、鎧、美しい小袖などを表の間に飾っ
て、資力と見識を披露するのです。こうした町家の様子を「屏風祭」
と呼びます。今回は深夜に行ったため間に合わなかったので、で
きれば来年はゆっくり見てみたいものです。


「祇園祭」についての簡単な解説は、「2005年 葵祭り・祇園祭」をご覧下さい。



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