時代祭


 幼い頃、家から比較的近いところから見られる行列だけ、ちらっと見ただけだった時代祭。
晴天に恵まれたこの年、思い切って京都御苑まで自転車を走らせ、見に出かけました。



行列が始まるまで、スタンバイしておられる人達。もちろんこんな場面を
見るのは初めてです。


    御所車に神馬。お祭りには付き物ですね。
この立派な兜の主(?)は・・・
調べたら、織田公上洛列の滝
川一益だったそうです。
やはりこういう女性は華があり
ますね。周りには、たくさんの
カメラを持った人が集まってい
ました。


 馬のそばにおられたお兄さんに、「どこで見るのが一番いいかなぁ?」って聞いたら、
「やっぱり門を出て、丸太町通りで見はった方がいいと思いますよ。」というお答え。
もともと、そのつもりをしていた私は、迷わず堺町御門へ向かいました。もちろんすでに
たくさんの見物客が待機しておられましたが、図々しく隙間をぬって、できるだけ前の
方へ進み、姿勢を低くして、行列が始まるのを待ちました。

時代祭は、明治維新から平安時代まで遡っていくので、こんな馬車から
スタートです。


  「維新勤王隊列」の「御使番」だそうです。
   「時代祭」って、祇園祭とは違って、こういう旗が、
   まず現れるんですね。
 


 「維新勤王隊」というと、この鼓笛隊の「ピー
 ヒャラピーヒャラ」という高らかな音が特徴で
 す。

    これは、司令長だそうですが、お顔が
    見えない・・・。
  「近衛忠熈」という幕末の公卿の束帯は、こんなに
  長くて・・・・・・→
    ←ずっと持ち続け、歩かれたのですね。
馬の足って、本当に細いです。いくら4本足とはいえ、
よくこんな大きな胴体を支えているものだと思います。
   後ろの男性、何をなさっているか、わかりま
   すか? 私が散歩中、サイの○▲□を取って
   いるのと同じです。


 交通規制はあるものの、バスを時折
  通さなくてはならないので、大変です。
  これは、吉野時代に、洛北・大原や八瀬の里
  に薪(まき)や炭などを頭にのせて行商に出
  かけていた大原女(おはらめ)と呼ばれる女
  性達の行列です。
    城南流鏑馬列です。馬を率いる男性も、衣装
    をつけてほしかった。。。

   どんな会話を交わしておられるのでしょうか?
          巴御前です。勇ましいですね。
    これ! 清少納言と紫式部なんです! 綺麗でした〜!


なんと、前は女性! そして馬に乗っている
男性、何気に演技が入っているような・・・?
     これは、小野小町です。
 御神幸列の前を行くので「前列」と言わ
 れ、その中に、こんな可愛い子供さん
 が・・・。 
  これが神幸列で、御賢木(おんさかき)を先頭に、
  御鳳輦(ごほうれん)を中心とする神幸の本列だそ
  うです。
これから長い行列が続くということを、この
馬はわかっているのでしょうか?




時代祭 平安遷都 1100年を記念して、明治28年に、平安神宮の創
建と共に始められました。明治維新によって衰退を見せた京
都の町おこし事業として平安神宮が創建され、そこに寄せら
れた人々の熱意の象徴として、創始されたわけです。明治
維新から平安時代まで、時代を彩った人物たちに扮した一
行の参加人数は2000名、 約2Kmにもなる行列です。室町
幕府を開いた足利尊氏が「逆賊」と見なされ、室町時代は除
外されていましたが、この2007年に「室町時代列」が新設
されました。ちなみに、10月22日は、桓武天皇入洛の日だそ
うです。



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