頬にできものが・・・



 何年まえのことだったか、はっきり覚えていないのですが、かなり前のことで
す。私は全く気づかなかったのですが、ある朝、主人が「サイ子のここに、何か
できてるぞ〜。」とサイの頬っぺたを触りながら言ったのです。よく見ると、確か
にニキビのでっかいものが、ひとつできているのです。心配になり、その日の
夕方に獣医さんに連れて行きました。 すると、悪性ではないけれど、すぐ取り
除いた方がいいとのこと。そのまま手術です。
 診察台に上がることすら、歯をむき出して拒否するサイが手術なんて。。。。
まず麻酔の注射をしてもらい、、、あれぇ? 見る見るうちに眠りにつくサイ。診
察室から出て、しばらくどれだけ待ったでしょうか? 中に入ってもいいという先
生のお言葉があり、入って行くと、診察台に乗ったまま、看護婦さんにブラッシン
グされているサイの姿が目に飛び込んできました。 まだ麻酔が切れていない
様子でした。
 初めての手術は、幸いにも、大したことでなく、ありがたかったのですが、診察
台に乗った、、あの時のサイの姿がいまだに忘れられないのです。麻酔の注射
をして間もなく動きが鈍くなったサイ、、、できれば「サイ〜。」と駆け寄って、「頑
張るんやでぇ〜。」って声をかけたかったです。 そして手術が終わって、換毛期
のサイの毛を丁寧にとかしてもらっていたサイ。 「よぅ頑張ったなぁ〜。」と、心の
中でつぶやきながら、涙が浮かんだのを覚えています。
 その後、何日か通い、無事に治り、それ以来、今のところ大きな病気もせず、
元気に過ごしています。



                      サイ、あんたも、もう段々お年寄りになってきた
                      けど、何か変やなぁって思うことがあったら、ち
                      ゃんと知らせてや〜。
                      「おかっしゃん。知らせて〜って言うても、ワタ
                      シは喋れへんねんワン。 ワタシの体の変調は
                      おかっしゃんたちが気づいてくれなあかんでぇ
                      ワン。」
                      実際そのとおりです。サイの体をよく見ていって
                      やらなければと思います。



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