詩仙堂



 今までに、前を通ったことは何回かあったのですが、わん友さん達のお蔭で初めて中に
入りました。そしてそれから2週間後にも、またもやわん友さんを迷案内しました。残念なが
ら、紅葉は見頃にはまだ早すぎた時期と、終わりかけの時期だったのですが、坂道を上が
って狭い間口の入り口から入り、「詩仙の間」から出て歩くことのできるこのお庭は、普段
の気忙しい生活から解放されるには充分すぎる空間でした。



 人通りがないと思わず見逃してしまうような
 狭い入り口から入り、石段を何段か上がっ
 て振り向くと、こんな感じです。


 入るとすぐに、中の方にお庭が見えていま
 す。
詩仙の間から見る庭園の美しさは格別。皆ため息をついてお
られました。詩仙の間は、石川丈山が、三十六歌仙にならい、
漢晋唐宋の36人の詩人の肖像画を狩野探幽・尚信に描かせ
て、自らも各詩人の詩を書き四方の壁に掛けたことからそう
呼ばれています。


今度はお庭に出て・・・。しばらくじっと佇んでいたくなります。


絵を描くことができたら、こんな美しい色をどのようにして出
せばいいか、、、なぁんてこと、考えるんでしょうね。


       この部分は結構赤く色づいていました。


  そばで見ると、ちょっと痛んでいた可哀想な葉っぱ。。。


  実際はもっと綺麗なんですよ〜。って、弁解するつもりは
  ありませんが、本当の色、カメラで撮った色、それをこう
  してパソコンで見た色、、、すべて違うんですよね。


 石川丈山が、東山の月を眺め詩を朗吟したと
 いう「嘯月楼(しょうげつろう)」です。上がるこ
 とができれば、京都市内を遠望できます。


      「残月亭」というお茶室です。
 庭内で響きわたる鹿おどしの音。石川丈山が、
 動物をおどかせるために発案したと言われて
 いるそうですが・・・。
 帰ろうとする時、また来ることがあるような
 気がしました。何しろ、歩いて20分程で来
 れるのですから・・・。


 詩仙堂についての簡単な解説は、「京都の風景」の「2005年 秋」に、載せています。
この日はまだ見頃には早すぎる平日だというのに、次から次と見物の方が入ってこられ
ました。お庭に出ると、「ぽーん!」という鹿威しの澄んだ音が耳に入って来て、心洗わ
れる気持になりました。紅葉の時期もさることながら、5月下旬に咲くさつきが美しい時
期も趣きがあるので、いつか訪れたいと思います。



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