高台寺(ライトアップ)



 「高台寺のライトアップ、京都に住んでいながら見たことがないし、一回見に行か
へんかぁ〜?」と友達に誘われ、日が暮れてから見に行って来ました。実家から
だとさらに近いというのに、ライトアップどころか、高台寺そのものを訪れたことの
なかった、京都生まれの京都育ちの私です。


  入口から入ってすぐに位置する「庫裏
  (くり)」という、寺の台所、あるいは住
  職の居間にあたるところです。
  「遺芳庵」という茶室。近世初期の茶人、
  灰屋紹益が夫人の吉野太夫をしのんで
  建てたものだそうです。

  あぁ〜、もっと確かなカメラの腕とカメラがあれば、もっともっと実際
  の紅葉に忠実に撮れていたのですが・・・。

  でもこの池の水面に映った紅葉は、なんとかわかる程度に撮れまし
  た。言い訳ばかりしていますが、実際はもっともっと・・・幻想的なん
  です!


  少し離れたところから見る、ライトで照らされ
  た紅葉も、幽玄の世界って感じで素敵です。
 観月台へ続く回廊。観月台というのは、檜
 皮葺きの四本柱の建物で、北政所が亡き
 秀吉をしのんで月を眺めたとか・・・。

 この日はまだ「一番の見頃」という時期ではなかったので、こん
 な風に、様々な色が楽しめました。

  
  「臥龍廊(がりょうろう)」という開山堂と霊屋
  (おたまや)を結ぶ階段。龍の背に似ている
  ところからこの名が付けられたそうですが、
  屋根を上から見ると、確かに龍のようでした。
  これは、「時雨亭」という、千利休の作、
  秀吉の好みとされる茶室の内側です。
  もうひとつの茶室「傘亭」の内側は、カラ
  カサを開けた感じで載せたかったのです
  が、うまく撮れなかったです。

  
「時雨亭」は外から見てわかるように、
珍しい2階建ての茶室です。2階南側
の上段の間は、柱間に壁や建具のな
い吹き放しとなっています。
 この日、正直言って、見頃より少し早かった紅葉よりも、この竹林に
 感動しました。竹のライトアップって、初めて見たかも・・・。

 
 お寺に池があると、なぜか撮ってしまう私。
 特に意味はないのですが・・・。
  これ、、、しゃがんで撮ってます。
初めて高台寺を訪れたのが、この
ライトアップだったので、あまり全体
をはっきりと見渡すことができませ
んでした。今度はまた、時候の良い
頃、明るい時間にゆっくり来てみた
いと思いました。





高台寺 豊臣秀吉の没後、正室の北政所(ねね)がその菩薩を弔うため
に1606年開創した寺。1624年建仁寺の三江和尚を開山とし
てむかえ、高台寺と号したそうです。造営に際して、北政所を手
厚く扱った徳川家康は、多大の財政的援助を行ったので、寺観
は壮観を極めたと言われています。しかし、1789年以後、度々
の火災に遭って多くの堂宇を失って、現在残っているのは、旧
持仏堂の開山堂と霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台などで、
国の重要文化財に指定されています。



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